中板橋のラーメン店「めんや宮田」は板橋区屈指の名店です。
初めての人は店の前でビビるかも。
まず最初に言っておきますけど、この店は結構入りづらいです。
というのも店の前に来てまず目に飛び込んでくるのが、
店内は禁煙です アルコールはありません
乳幼児は入店できません(土曜夜の部のみ入店できます)
という貼り紙。
また、入口左のスタンドの「営業中」という文字の横にも
未就学児および飲食に親の手助けが必要なお子様連れのお客様は
土曜の夜の部6時からご利用ください
という注意書きがあるんです。
なんかビビりますよね。
さらに全く店内が見えないので
中の様子を伺うこともできません。
不安を感じながらも、
勇気を振り絞ってドアを開けて店に入ると…
「いらっしゃいませ」と奥様が笑顔で迎えてくださいます。
このお店、調理担当のご主人と接客担当の奥さんがご夫婦で切り盛りされています。
店内はもともとスナックだったところを居抜きで使っているようなつくりで、壁はグリーンの布で装飾されています。入口すぐのところに6人がけテーブルが一つ、その後ろに2人用テーブルが2つ、店左側に1人用カウンター的な席が3つでキャパは合計13名。
確かにこの広さでは未就学児同伴となるときつそう。
表の注意書きも納得です。
店の奥左側が厨房になっているようですが、客席からは見えません。
テーブルにはウーロン茶が入っているポットがあり、セルフでグラスに入れる方式。
しっかりコストがかかっているウーロン茶ですから残すのは失礼。飲み切りましょう。
そして、入口すぐ左上にラジオがあり、店内には文化放送が流れています。
メニューはこんな感じ。
一番下には「※※麺のかたさ スープの濃淡 油の有無 などのご要望は一切お受けできません※※」と書いてあります。
これもご店主が美味しいと思うモノを食べてもらいたいならば当然のことだと思います。
こういうところ、私は大好きだなあ。
醤油、味噌、ごま辛…。これまで食べたメニューにハズレなし。
ラーメンはとにかくどれを選んでもハズレはありません。
これまで私が食べてきたメニューをご紹介しましょう。
▲「醤油揚げねぎらーめん」(750円)。サッパリとした醤油スープに揚げねぎが加わって、味の深みが増しています。チャーシューは厚さ約2センチで食べ応え十分。半熟の煮たまごは黄身までしっかり味付けされています。
▲「味噌にんにくらーめん」(800円)。サラッとしているのにしっかりと旨みがある味噌スープ。スライスされたニンニクの風味がスープに深みを与えています。厚さ1センチ強のチャーシューが2枚入っているのも嬉しい!
▲「ごま辛らーめん」(820円)。坦々麺風でピリッと辛くコクがあるスープ。チャーシューが柔らかくて食べ進むにつれてホロホロ崩れていきました。
▲「辛味噌揚げねぎらーめん」(900円)。辛さとコクのある味噌味と揚げネギの香ばしさが一体となり、今までここで食べたメニューの中で一番好きかも。
▲「五目冷やし中華そば」(920円)。これはレギュラーメニューではなく、いわゆる“本日のスペシャルメニュー”的な「特麺」の一つ。赤と黄色のプチトマト、エビ、アサリ、青ネギ、もやし、そして煮たまごと1センチ強のチャーシュー2枚と具だくさん。スープは醤油ベースで酢が利いており、それにラー油が加わってサッパリピリ辛。麺は中細麺でスルスルと食べられ、暑い時期におすすめ。ご覧の通り、ビジュアルも抜群!
これら全てにアイスコーヒーもしくは杏仁豆腐がつきます。
テイクアウトのお弁当、お惣菜も人気!
なおこの店はお弁当やお惣菜も売っていて、特に390円のサンキュー弁当はこの値段なのにおかずの種類も豊富で、開店と同時に入店して3つとか5つまとめて買っていく人も!
お惣菜のレベルも高く、特に「チャーシュー切り落とし」は人気で売り切れ必至。
これからも通い続けたいお店です。
見逃し注意!外観はスナック風
場所は東武東上線「中板橋駅」から徒歩10分程度。駅北口を出て右手に50メートルほど行き、踏切横に「野郎ラーメン」があるオレンジ通り商店街を7~8分ほど直進。石神井川にかかる中根橋を渡ったら右折して中山道へと続く双葉さくら通りに入り、100メートルほど行った右手。電気屋さんと歯科医院の間のスナックみたいな感じの白い扉の店です。派手な看板類は一切なく、一見ラーメン屋さんには見えない地味な作りなので注意。
<地図>
<店舗データ>
◎住所:東京都板橋区双葉町7-14
◎交通手段:板橋本町駅から619m
◎営業時間:[月~金・日] 11:30~14:30 [土] 11:30~14:30 18:00~20:00
◎定休日:水曜日
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